最新誌

日本生物学的精神医学会誌　Vol.35, No.1, 2024

巻頭言

• これからの生物学的精神医学
  牧之段　学

特集1：Beyond Hypothesis in Psychiatry：仮説からの脱却のために我々ができること

1. ドーパミン機能の多様性を通して統合失調症のドーパミン仮説を再考する
   石田　康
2. モノアミンによるシナプス制御理解を起点とした精神疾患トランスレーション研究
   柳下　　祥
3. うつ病の神経細胞新生仮説を再考する
   朴　　秀賢
4. 統合失調症における自己抗体仮説を診断と治療につなげる
   塩飽　裕紀

特集2：せん妄を科学する

1. 新規bispectral EEG（BSEEG）デバイス開発によるせん妄の検出と予後予測
   西澤　由貴，篠崎　　元
2. 新しいせん妄予防法の検証〜メトホルミンと抗炎症薬を中心に〜
   山梨　豪彦，篠崎　　元
3. 展望：せん妄の介入法における近年の変化と生物学的背景
   八田耕太郎
4. せん妄のエピジェネティクス仮説に基づいた候補遺伝子探索およびゲノム網羅的アプローチによる研究
   篠崎　　元

若手最優秀奨励賞

• 脳波およびMRI を用いた精神疾患の病態研究
  越山　太輔

わたしの研究

• 運動，意思決定，そして計算論的精神医学
  陳　　　冲