日本生物学的精神医学会

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日本生物学的精神医学会ホームページ刷新にあたって

この度、日本生物学的精神医学会におきまして、ホームページを大きく改訂いたしましたので皆様にお知らせするとともに、本学会の方針についてご連絡を申し上げます。

現在、全世界で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)の拡大により、多くの死亡者が生じるなど甚大な健康上の被害がもたらされており、お亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈りいたします。このCOVID-19拡大により、身体的な健康に関する不安や近親者の喪失による悲哀に加え、経済的な困窮や行動上の制限を伴う社会環境の変化による強い苦悩や対人的な負荷が引き起こされ、その結果、不安症、うつ病、アルコール使用性障害などの新たな精神障害の発症と、様々な精神障害の再発・悪化が生じております。またCOVID-19においてはウイルスの脳への直接的な感染等により、様々な精神症状も起こし得ることが報告されており、今後、脳関連の後遺症も危惧されるところです。

この様な状況を踏まえ、2020年5月13日、国際連合は”COVID-19 and the Need for Action on Mental Health”1)を発出して、メンタルヘルスが危機的状況にあり、メンタルヘルスの維持・向上のため然るべきアクションをとることが、今後の社会にとって極めて重要であると宣言しております。2011年、我が国は、患者数の多さと社会的損失の要因であることを踏まえて、精神障害を5大疾病の一つと位置づけましたが、前述致しましたCOVID-19拡大によるメンタルヘルスの危機的状況を踏まえ、今将に本学会の活動2)に一層注力すべきであると考えております。

本学会の活動の中でも、「得られた証左を、当事者・ご家族はもとより広く社会に伝え、新たな証左を得るために次世代の研究者及び臨床医を育てる」ため、今回、広報委員会ではホームページを大きく改訂して広く周知する体制を構築し、編集委員会では雑誌のオンライン化を行い、若手研究者の育成を重視して将来計画委員会では新たな枠組みを追加することを検討いたしました。この様な活動においては、日本精神神経学会をはじめとする精神科関連諸学会や、日本脳科学関連学会連合とも共同・連携をして参ります。

本学会のこれまでの成果を更に発展させ、より一層の社会貢献に邁進したいと考えております。本学会会員の方々をはじめ皆様のご支援、ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

日本生物学的精神医学会理事長
尾崎 紀夫(名古屋大学大学院医学系研究科精神医学分野)

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