機関誌について

日本生物学的精神医学会誌について

曽良一郎(元編集委員長)

 2010年度より日本生物学的精神医学会の機関誌を刷新いたします。新しい機関誌名は「日本生物学的精神医学会誌」といたしました。そもそもこれまでの誌名である「脳と精神の医学」は,学会の機関誌としてではなく創刊されました。その後,準機関誌として扱われた後に正式に機関誌となった経緯があります。そのためか,既に正式に機関誌となった現在においてさえ,「脳と精神の医学」が未だに機関誌と認識されていない会員の方がいらっしゃるのはとても残念です。「日本生物学的精神医学会誌」は必ずしも親しみやすい誌名ではありませんが,学会の機関誌としての位置づけを明らかにできると思われます。 編集委員会での誌名の検討の際にも「日本生物学的精神医学会誌」では学会名に「誌」を付けただけではありきたりではないかというご意見もありました。しかし,いくつか候補の誌名を審議する中で,例えば「生物精神」などのような短い雑誌名は会員の間では学会の略称という親しみやすい利点はあるものの,学会の略称であることを知らない場合には「動物の精神」についての学術誌と誤解される可能性が考えられました。そこで,「脳と精神の医学」から誌名が変更したことを示すためにも,しばらくは「旧 脳と精神の医学」というアナウンスが必要であるという事情も勘案し,親しみやすさを残すために「脳と精神の医学」を副題といたしました。 誌名だけではなくサイズをB5判からA4判に変更いたしました。B5判かA4判のどちらが良いのかについては,それぞれ一長一短があり,好みが分かれるところです。しかし,長期的な観点から考えると学術誌のサイズはA4判に移って行くのではないかという予測があり,今回,思い切ってA4判に変更した次第です。A4判では見開いた状態で読むことができる情報量がB5判にくらべて増えるのは一つの利点です。しかし,掲載内容が少ない場合には薄っぺらとなり,背表紙に印刷した文字が見えにくいという欠点も出てきます。A4判に変更した利点を活用した編集方針にできればと考えています。 さらに,誌名とサイズの変更に加えて,掲載された総説論文などをインターネット経由でPDFファイルとして入手できるように,J-STAGEに掲載できるよう昨年より準備を行ってきました。J-STAGEは,独立行政法人科学技術振興機構(JST)が構築した日本国内の科学技術情報関係の電子ジャーナル発行を支援するシステムです。機関誌は,現在,会員に紙媒体としてのみ郵送されていますが,総説等がJ-STAGEに掲載されるとPDFファイルとしてパソコンに保存しておいて,いつでも参照することが可能となります。また,学会員だけではなく,多数の方々にも読んでもらえる機会を増やすことができます。ただ,そもそもは会員のための機関誌ですので,紙媒体の機関誌が発刊されると同時ではなく,一定の猶予期間後にPDFファイルを公開する方針といたしました。本21巻1号に先立ち,4月末にはバックナンバーの20巻1号から公開の予定です。 誌名,サイズなどの変更,J-STAGEへの掲載によって会員の皆様にお役にたつ機関誌に刷新されることを編集委員一同,望んでおります。

(21巻1号 巻頭言より転載)

日本生物学的精神医学会誌

2010年度(第20巻第1号)より、「脳と精神の医学」の誌名が「日本生物学的精神医学会誌」と変更になり、判型もB5判からA4判となりました。今後、より会員の皆様にお役に立つ機関誌として益々充実した内容にしていく所存でございます。 本誌が確実にお手元に届くために、ご住所の変更(勤務先の変更)などございましたら、学会事務局までお早めに住所変更届けをお願いいたします。ホームページ上からでも住所変更の処理が可能です。 また、機関誌として会員のための雑誌となるように、多くの先生方のご投稿を是非ともお願いを申し上げます。

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